赤や白花の彼岸花が最盛期ですが、これより少し遅れて咲き始める鐘馗水仙(しょうきずいせん)が見頃です、
初秋の頃、彼岸花に少し遅れて咲き出す、
黄色の彼岸花とでも言いましょうか、彼岸花の黄花版です。
花の時期に葉がないのは、彼岸花と同じです、花が終わってから葉が出て翌春に枯れ秋に発芽します、
水仙と名前につきますが、水仙の仲間ではなく、彼岸花、白色彼岸花、小彼岸花等の彼岸花の仲間です。
鐘旭(しょうき)とは、5月人形にある伝説の守護神、鐘旭様を指しており、
顎に蓄えられた、頬ひげは鐘馗髯(しょうきひげ)と言われて豪快そのもの、その姿を花姿に例えられた物です。
科 名 | 彼岸花(ひがんばな)科 |
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属 名 | ヒガンバナ属 | |
原 産 地 | 日本、台湾、中国 | |
植物分類 | 耐寒性多年草 | |
樹高・草丈 | 30cm?60cm | |
開花時期 | 10月?11月 | |
花 色 | 濃橙、濃黄色 | |
花径・花序 | 花序径 20cm?30cm 花径 5cm?6cm |
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花 言 葉 | 悲しい思い出 | |
撮影月日 | 2010.10.3 | |
撮影場所 | 宗像市 |
彼岸花の仲間は、皆 立派な長いシベ群を持っているのが特徴です、
また、受粉しても種をつけない、3倍体の不稔性植物で、種が出来ないことも良く知られており、
稀に、2倍体で種をつけるものが有りますが、この鐘馗水仙は種をつけない種類です。
花はヒガンバナより一回り大きく、ゴージャスに見え、
花径 5cm?6cm、雄しべ 6本、雌しべ 1本、シベは長く前方に突き出し半分より先は上方へ湾曲します、
花序径 20cm?30cmと結構大きな花です。
少し引いてみるとこんな感じで賑やかな感じです、
花びらがくしゃくしゃに見え、シベがピーンと突きだし伸びているのが目立ちます。