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Blog Community:花の写真 - 写真 | 四季の花 | COMMENT:12 | TRACKBACK:0| edit

赤や白花の彼岸花が最盛期ですが、これより少し遅れて咲き始める鐘馗水仙(しょうきずいせん)が見頃です、
初秋の頃、彼岸花に少し遅れて咲き出す、
黄色の彼岸花とでも言いましょうか、彼岸花の黄花版です。

  • 凡そ60cm前後の花茎を伸ばし、
  • 頭頂に5?10個輪生させ、
  • 花被は6片、
  • 縁がシワシワで分厚く幅広の花被片、
  • 長いシベは花芯から真っ直ぐ前方に伸ばし、途中上方向に湾曲し、
  • オレンジがかった花は普通の彼岸花よりも一回り大きくとても鮮やかです。

花の時期に葉がないのは、彼岸花と同じです、花が終わってから葉が出て翌春に枯れ秋に発芽します、
水仙と名前につきますが、水仙の仲間ではなく、彼岸花、白色彼岸花、小彼岸花等の彼岸花の仲間です。

鐘旭(しょうき)とは、5月人形にある伝説の守護神、鐘旭様を指しており、
顎に蓄えられた、頬ひげは鐘馗髯(しょうきひげ)と言われて豪快そのもの、その姿を花姿に例えられた物です。

鐘馗水仙(しょうきずいせん)(54863 byte)

 科   名  彼岸花(ひがんばな)科
  • 海岸沿いの林内や草地に生える
  • 花茎を伸ばして散形花序
  • 黄色い花を咲かせます
  • 雄しべ 6本、雌しべ 1本
  • シベは長く前方に突き出し半分より先は上方へ湾曲
  • 結実はしません、稀に種が出来ても発芽は期待できない
  • 花が終わった後にしか葉っぱは出ず、花と葉を同時期に見ることは無い
  • 花後、広線形の葉がでてきて束生する
  • 鱗茎は民間薬として利用される
  • 別名 鐘馗蘭(しょうきらん)
 属   名  ヒガンバナ属
 原 産 地  日本、台湾、中国
 植物分類  耐寒性多年草
 樹高・草丈  30cm?60cm
 開花時期  10月?11月
 花   色  濃橙、濃黄色
 花径・花序  花序径 20cm?30cm
 花径 5cm?6cm
 花 言 葉  悲しい思い出
 撮影月日  2010.10.3
 撮影場所  宗像市 

彼岸花の仲間は、皆 立派な長いシベ群を持っているのが特徴です、
また、受粉しても種をつけない、3倍体の不稔性植物で、種が出来ないことも良く知られており、
稀に、2倍体で種をつけるものが有りますが、この鐘馗水仙は種をつけない種類です。

鐘馗水仙(しょうきずいせん)(50651 byte)

花はヒガンバナより一回り大きく、ゴージャスに見え、
花径 5cm?6cm、雄しべ 6本、雌しべ 1本、シベは長く前方に突き出し半分より先は上方へ湾曲します、
花序径 20cm?30cmと結構大きな花です。

鐘馗水仙(しょうきずいせん)(42589 byte)

少し引いてみるとこんな感じで賑やかな感じです、
花びらがくしゃくしゃに見え、シベがピーンと突きだし伸びているのが目立ちます。

鐘馗水仙(しょうきずいせん)(106338 byte)

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