黄海老根(きえびね) は半日陰を好み、自生する東洋ランの仲間の一種、エビネの黄花版です、
東洋ランの仲間で、ひかえめな花姿は、山草愛好家の人気の的で、
すくっと伸びた花茎、上品な花を、十数輪 茎頂に穂状に付けます、
その花姿は、洋蘭に無い、おしとやかさ、日本庭園に良く似合う容姿です、
地下の連なった根茎が、エビの尾に似ている事から、黄花の海老根と命名されています。
海老根は、山地の林下に生ずる蘭(らん)科の多年草、
葉は根生で、大きな長楕円形、
春になると、葉より先に、Max70cmの花茎を直立させ、茎頂に10数花の総状花序を付けます、
海老根のうち、黄海老根と呼ばれる種類は、名前のとおり、花びらが鮮やかな黄色で、萼片も黄色です、
普通の海老根よりも、花茎も花びらも、一回り大型の花で、
当地宗像市でも、自生地が保護されていますが、乱獲で自生のものは激減していると聞きます。
GWに突入で、写真撮影に熱が入ります、
一週間前に確認していた箇所が、ぼつぼつ開花の頃と行ってみました、見込み通り一部開花が始まっています。
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花は、内花被片(ないかひへん)3枚、外花被片(がいかひへん)3枚、
内花被片(ないかひへん)3枚は、唇弁と側花弁を指し、
外花被片(がいかひへん)3枚は、上萼片1枚、両サイド下側の、側萼片2枚を指しています。
内花被片は下唇弁と側花弁で、下唇弁は発達し、前方に付きだし、三つに裂けた容姿です、
下唇弁の左右の裂片が広く、中央の裂片は長く、舌面には縦に3本の、密標となる隆起線が見られます、
唇弁の基部は深く窪み、後方に長さ 8~10mmの距を突出しています、
花の両サイドの側花弁は2枚、鮮黄色で先端は尖っています、
花の上部の、上萼片1枚、両サイド下側の、側萼片2枚で構成され、色は鮮黄色、狭卵形で舌片は尖っています。
下二枚、軽く横顔を覗いてみます、
典型的な蘭形花の造り、複雑な造りは神秘的、人気の程が解ります、
花芯部は鳥の顔に見え、写真の角度が悪く見えませんが、唇弁の基部後方には、10mm弱の距を持ちます。
GWに突入の山中とは言え、やはり薄暗く、ISO感度は上げないと手ブレが気になります、
草丈は20~70cm、葉は長さが45~60cmくらい、幅広い楕円形で、縦に襞(ひだ)があります。
味会いの有る花は、山草愛好家のターゲットとなり、全国的に盗掘採取により減少しているのも周知の事実で、
環境省のレッドリストでは、
近い将来、絶滅の危険性が高い種、絶滅危惧IB類(EN)に登録されている花です。
花に惹かれ癒される者として、健気に生き抜いているこの子達を、温かく見守ってあげたい気持ちです。
GW前後に見られる、東洋ランの仲間で、ひかえめな花姿で人気の、海老根が開花し始めました、
すくっと伸びた花茎、上品な花をいくつも穂状に付け、
洋蘭にない、ひかえめな小さな花は、日本庭園に良く似合う容姿です、
地下の連なった根茎が、エビの尾に似ている事から、海老根と命名されており、
当地でも自生地が保護されている場所もあります。
海老根は、山地の林下に生ずるラン科の多年草、
葉は根生で、大きな長楕円形、
春になると、葉より先に20~40cm、花茎を直立し、10数花の総状花序。
海老根(えびね)は半日陰を好み、自生する東洋ランの仲間の一種、
花が美しく、沢山の品種が作られています、
当地、宗像市でも、自生地が保護されていますが、乱獲で自生のものは激減し、
J山では、あれだけ分布していたのに、現在では全く見られなくなった場所もあります。
側花弁と唇弁の色が異なる場合が多く、自然交雑種や交配種も多く、たくさんの品種が見られます、
花は、複雑な造りで、人気の程が解ります、
花芯部は、鳥の顔に見え、唇弁の基部は深く窪み、
唇弁の後ろには、長さ10mm弱の距を、後ろに突き出しています。
色々の色合いの海老根が見られますが、今回は、この色の種類だけ撮影できました、
マニアから見ると、果たして値打ちの花かどうか解りませんが、
貴重種の花だけに、盗掘など合わずに、しっかり増えて欲しい気持ちになります。
海老根のうち、黄海老根と呼ばれる種類は、名前のとおり、花びらが鮮やかな黄色で、萼片も黄色、
普通の海老根よりも、花茎も、花びらも、一回り大型の花ですが、今回は撮影できませんでした。
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下3枚、当市内別の場所の低山H、此方は上の場所に比べ、開花が一週間ほど遅れています。
武蔵鐙(むさしあぶみ)
宗像市内の低山Kは、この時期、春の山野草が沢山見られ、
蝮草(まむしぐさ)、浦島草(うらしまそう)、武蔵鐙(むさしあぶみ)が、林中に芽吹いています、
里山に近い、ミカン園が点在している、この場所には、武蔵鐙(むさしあぶみ)が集中しており、
数株から10株くらいがまとまり、点々と点在しています。
撮影中、通りかかった、ご婦人のグループに、何の花か尋ねられ、珍しがって見ておられましたが、
花姿がどうも奇怪に見えるらしく、少し不気味な感じがすると話され、一般女性にはそう見えるらしい。
花姿から、どうも奇怪に見えるらしく、不気味な感じがするのでしょうか、
色彩鮮やかな、園芸品種の花に気が行くらしく、
こういう健気に生き抜いている山野草でありながら、
悲しい事ながら、親しみが持てないと興味を示してくれない、
仏炎包の形から、お察しのように、お馴染みの水芭蕉、観賞用のカラーと同じ仲間で、
食卓でも、お馴染みの、里芋だとか、コンニャクも、同じ仲間です。
里芋(さといも)科の、武蔵鐙(むさしあぶみ)は、
草丈50~60cm、テンナンショウ属に特有の仏炎苞をもつ、雌雄異株の花です、
雌雄の決定が、栄養状態の要素により左右される傾向があり、これは、この仲間に共通の特徴です、
小型の株は大抵は雄株で、大きく育った株は、大体雌株と見当付けても大きな外れはない様です。
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下が、サトイモ科特有の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞で、花を包む仏炎苞です、
仏炎苞は、暗い紫色か緑白色、上部蓋の舷部は袋状に巻き込み、先端は前に突き出す格好です、
仏炎苞の上部の脇の口辺部は、長さ4~7cm、口辺部は広い耳状に張り出し、付属体は太く白い棒状です。
偽茎は淡緑色で直立し、葉柄より短い為、遠目では、花部は大きな葉っぱに隠れた格好です。
林道の直ぐ下1m位の場所、葉っぱの上辺りが林道に当たります。
仏炎苞は、灰色に暗紫色か白緑色で、筋状に隆起する紋様が特徴です。
武蔵鐙(むさしあぶみ)の葉は、一枚の葉が3つの小さな葉に分かれた3出複葉の複葉で、
小葉は、3枚の卵形、小葉とは言え30cm近くの大きな葉は光沢があり、鋸歯はなく前縁、先端は鋭く尖ります、
林下に広げた光沢の葉っぱは、薄暗い林中でも良く目立ち、離れた林道からでも直ぐに見つけられます。
浦島草(ウラシマソウ)
今回は見つけられませんでしたが、下は浦島草(ウラシマソウ)、
花穂から細長いひも状の付属体を長く伸ばし、
釣り糸の如く、垂れ下がるのが特徴の浦島草(うらしまそう)、
この長く伸ばした釣り糸状の花姿を、浦島太郎の釣り糸に見立てたのが、名前の由来です。
日本固有種の里芋科、テンナンショウ属の多年草、草丈 40cm~50cm、開花時期 4月~5月、雌雄異株、
北海道から九州に掛け全国に分布、山間部の湿り気のある土地を好みます、
花の色は暗い紫色、棒状の花を包み込む、仏炎苞を持つテンナンショウ属特有の花姿です、
葉柄の基部から偽茎を直立させ、褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序に花を付けます、
この偽茎は、葉柄より短い為、花は葉っぱより低い位置に咲きます、
花穂から、細長い紐状の付属体を、釣り糸の如く長く伸ばし、垂れ下がるのが特徴の花です。
紫蝮草(むらさきまむしぐさ)
季節が、初夏の気温になったり、寒の戻りで一月ほど戻ったり、不安定な気温の繰り返しですが、
当地のK山では、蝮草(まむしぐさ)類の成長が見られ始めました、
山頂近くの古城跡、石垣の周辺の、陽当たりの良い林下には、
細いタケノコに、見間違えるような花茎が、無数に見られます。
蝮草(まむしぐさ)は、里芋(さといも)科、テンナンショウ属の多年草です、
仲間に、
紫蝮草(むらさきまむしぐさ)、
青蝮草(あおまむしぐさ)、
武蔵鐙(むさしあぶみ)、
浦島草(うらしまそう)、
南国浦島草(なんごくうらしまそう)等がありますが、
今回の登山道中では、低標高地帯で、武蔵鐙(むさしあぶみ)が、
全山で、紫蝮草(むらさきまむしぐさ)、青蝮草(あおまむしぐさ)が確認できました。
下は、紫蝮草(むらさきまむしぐさ)、
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下は、山頂近くの古城跡、石垣の周辺の、割と陽当たりの良い、林下に多く見られます、
林道、登山道、尾根、探さなくても目に入り、うっかりすると、細いタケノコの群生に見えます、
写真は、ここ数日で、ぐんぐん茎を伸ばし始め、この場所だけでも数十本群生しています。
下は、仏炎包の中の肉穂花序を、ズームアップ。
仏炎包の色の違いで、紫蝮草(むらさきまむしぐさ)又は、青蝮草(あおまむしぐさ)に分けられます、
紫色の仏炎包の物を、紫蝮草(むらさきまむしぐさ)と呼び、
緑色の仏炎包の物を、青蝮草(あおまむしぐさ)/関東蝮草(かんとうまむしぐさ)と呼ばれます。
仏炎包の中には肉穂花序があり、肉穂花序は多数のシベから出来ており雌雄別株です、
雄花は雄蕊だけ、雌花は雌蕊だけから形成され、何れも花弁は有りません、
秋に赤橙色の、トーモロコシ状の粒々の実を付けます。
下は、蝮草の共通した花茎の模様です、
この茎の縞模様が、蛇のマムシの模様に似ていると言うことなのでしょうか、
名前だけで、不気味に感じる、女性登山者も居るようで、蛇のマムシとは全く関係なく、
仏炎包の形から、お察しのように、お馴染みの水芭蕉、観賞用のカラーと同じ仲間で、
食卓でも、お馴染みの、里芋だとか、コンニャクも、同じ仲間です。
青蝮草(あおまむしぐさ)/関東蝮草(かんとうまむしぐさ)
此方は、同じ仲間の青蝮草(あおまむしぐさ)、全山で見られ、この場所にも沢山点在しています。
下は肉穂花序の棍棒体、肉穂花序は仏炎苞という苞によって包まれているため、外からは見えません、
雌雄異株で、肉穂花序の下部に萼も花冠も持たない雄しべ・雌しべだけからなる花が沢山有ります、
仏炎苞は、淡緑色で白い条が縦に走り、先端は水平に前に伸び、次第に先細りに為っています、
仏炎苞の筒状部は長さは凡そ10cm、
肉穂花序の先端から伸びた付属体は棍棒状で径は凡そ10mm。
園内から登山道に、つながる体験農場農道脇の至る所に都草(みやこぐさ)の群生が見られます、
豆科、ミヤコグサ属の多年草、日本各地の道ばた、空き地で見られ、
茎は地面に伏して広がり、長さ20~30cm、葉は3出複葉、柄があり互生、
小葉は長さ1cm前後の倒卵形~楕円形、葉腋基部に2枚の托葉が有ります、
葉、葉柄、茎は無毛、萼に軟毛が有るものもあり、
花は、4~8月頃、葉の脇から花柄を出し、長さ1cmくらいの黄色の蝶形花を1~2個ずつ咲かせます、
果実は、インゲンに似た細長い円柱形の豆果です。
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下、花が、1~3個ついている。
花の形が、烏帽子に似ていることから、別名 烏帽子草とも呼ばれます。
園内周回道路脇で、撮影している時、知り合いの職員にたまたま会い、
週内に、この一帯の下草狩りをする予定と告げられ、間一髪刈り取られる前に撮った都草(みやこぐさ)です、
他に、開花待ちだったり、様子見だったり、生育に会わせ、いずれ頃合いを見て撮影と思っていた草花が、
刈り取られてしまいそうです、こればかりは、待ったは掛けられず、涙を呑む事になりそうです。
写真は、立つのが精一杯の、急斜面に花一杯の都草(みやこぐさ)。
市内のハイキングコースでお馴染みの登山道、林縁・竹林で沢山の射干(しゃが)の花を見掛けます、
花は、萼に相当する外花被片、花冠に相当する内花被片を各々3枚ずつ持ち、
雌しべは子房上部で大きく3分岐した花柱を伸ばし、
更に柱頭部で2裂し、更に先端はブラシ状に細かく裂けています、
雄しべは、3分岐した花柱のそれぞれの裏側に付く複雑な構造をしており、大変お洒落で神秘な花姿です。
この花は、遺伝子上の組み合わせの関係で、種子は出来ず、もっぱら株分けで増やす花です。
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記 | === 遺伝子/染色体 === |
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花は、萼に相当する外花被片、
花冠に相当する内花被片を各々3枚ずつ持ち、
雌しべは、子房上部で大きく3分岐した花柱を伸ばし、
更に柱頭部で2裂し、更に先端はブラシ状に細かく裂けています、
雄しべは、3分岐した花柱の、それぞれの裏側に付く、複雑な構造をしており、大変お洒落で神秘な花姿です。
外花被片は、橙色と青紫色の紋様に彩られ、外周辺部にギザギザな切り込みを持ち、
一方、先端が二つにくびれた、無紋様の内花被片、
先端がふさふさになった、雌しべが、それぞれ3組ずつ見えます。
写真は、上から雌しべ、外花被片、内花被片の一組です。
スモモの花は、早春に、梅や、モモ、アンズに似た、白い花を咲かせます。
開花時期が、上記の花達と重なるので、遠くから見ると、花の色から、梅の花に間違いそうな花です。
果実は、良く知られている、あの「スモモ」になります。
私は、子供の頃食べた記憶がありますが、最近は食べた記憶はありません、
健康には、とても良い果物らしいです。
甘酸っぱくて、ジューシーなスモモは、初夏の頃から市場で見掛け、
貧血予防、高血圧予防、眼精疲労回復、便秘改善に効果が見られる果物で、
毛細血管を強化したり、
眼精疲労を回復するといわれているフラボノイド 「アントシアニン」が多く含まれています、
さらに「ソルビトール」と言われる、糖アルコールの一種を含有し便秘解消にも効果が期待できます。
スモモには葉酸を比較的多く含み、貧血に悩む人や、妊娠中の女性におすすめ、
体内の、ナトリウムを排泄するカリウムも含まれていて高血圧予防にも効能が記されており、
思った以上に健康促進が期待できる果物で、私には目に効果を期待してみたい思いです。
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ここは近くの公園、西端のフエンス沿いに20本くらい植樹されています、
蕾が沢山見られますので、一週間もせずに樹幹一杯に真っ白い花が咲き乱れます。
花は多花性でびっしり隙間無く花を付けますので、生産農家さんでは適宜摘花処理をされているようです。
下 どう見ても、梅の青軸と言っても異論ない感じですね、すっきり爽やかなイメージ!
雄しべは5数性の35本、不規則に並んでいるのでなく規則性が見られます、雌しべ1本。
ぐっと寄ってみます。
下は、6月中旬のスモモの果実、この時点でピンポン玉より僅かに大振り、熟すと紅くなります、
撮影 2007.6.13
プルーンの花が咲き始めました、
プルーンは、プラムの一種で、「西洋すもも」のことを指し、薔薇(バラ)科サクラ属の果樹です。
プルーンは、果物の王様、驚異の果物、奇跡の果物と呼ばれ、生のままでも、ドライフルーツにしても、
栄養価の高い果物と言われています。
種付きのまま乾燥させて「ドライフルーツ」としたものを、一般的にプルーンと呼び、
生の「すもも」は「プラム」と呼ばれ、この「プラム」も「プルーン」も、
英語の動詞としての「プルーン=PRUNE」から、「余分なものを取り除く」という意味があるらしい!、
自然な甘さと、独特の噛みごたえをもち、
低脂肪分、低コレステロール、美肌を保つビタミン類、
お腹の環境を整える「食物繊維」はもちろん、繊維質に優れ、
体の調子を維持する「ミネラル」、「カリウム」などのミネラル類も、
バランスよく含有し、栄養豊富な、素晴らしいフルーツとして良く知られた果物です。
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薔薇(ばら)科、サクラ属、
果実は甘く、「スタンレー」「シュガー」 という品種が、スーパーでも売られております。
記 | 下は、大きくなってきた果実、実が熟すとブドウの表面に近い青紫色に熟します。 撮影 2007.7.18 === 栄養価 ===
上記のように、果物の中でもとりわけ、 |
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山吹色と呼ばれる、鮮やかな鮮黄色の花、山吹がみられます、
薔薇(ばら)科、ヤマブキ属に属するこの山吹、八重咲きと、一重咲きが有ります。
一重の花は5弁で結実しますが、八重の方には実はなりません。
白い4弁の白花山吹(しろやまぶき)の種類も有りますが、これは別属の花です。
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ツーンと済ました横顔、フィギアスケート選手の演技後の決めのポーズを思い浮かべます。
山吹(八重咲き)
下は八重咲きヤマブキ、この品種は、上記の山吹の園芸品種になります、
一重咲き山吹には、実は生りますが、この八重咲き山吹には、実はなりません。
生け花の世界では、八重咲きよりも、一重の方が、気品があると好まれるそうで、
イギリスでは 、
「イエロー・ローズ(黄色いバラ)」 「ジャパン・ローズ(日本のバラ)」と、呼ばれています。
山吹(白)
下は、白花山吹、全体の感じは、上記の山吹に似ていますが、山吹とは別種になります、
白花山吹は、葉が対生、花弁枚数及び、萼片は4枚です。
近くの公園の、ジューンベリーの花が咲き始めました。
早春に、小さな白花を多数咲かせ、初夏にはブルーベリーに似た果実が実り、秋には紅葉が見られます、
四季の様子を楽しめるシンボルツリーで、欧米では観賞樹や果樹として広く栽培されているそうです。
春には、枝いっぱいに咲く小花、
初夏に色づくブルーベリーに似た可愛い果実は、味、香りも良く、そのまま生食する他、
ジャムや果実酒に使用されています。
細めの枝には、バラの小葉に、よく似た葉をつけます。
ザイフリボク属の花木は、早春に小さな白花を多数咲かせ、
初夏には濃い赤紫色の小さな果実が生らせます、
この様な似た実をつける花木を、総称してベリーと呼んでおり、
六月に実を付けるベリーから、ジューンベリー、
果樹としても品種改良が盛んに為され、秋には美しい紅葉が楽しめる花木です。
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花は純白で、樹冠を覆うように咲き、白く細長い5弁の花を、枝いっぱいに咲かせます。
この時期は、葉っぱは未だ伸びていないので、白い花で覆われた木は良く目立ちます、
6月に入ると、赤紫色の実が成り、人間と鳥との競争になります、
ブルーベリーに似た果実は、甘く、味、香りも良く、生食され、ジャムや果実酒に使用されています。
下は、ジューンベリーの実、2011/06/26(Sun) 投稿分から引用。
Blog友達の「好きなもの」Choco改め白雪さんから、ジューンベリーの実のレポートをコメント戴きました、
食べてみて、「甘酸っぱく、味が濃くて、美味しかった」との、貴重な体験談でした、
Choco改め白雪さんから、当時引用了承いただいたコメントです。
待ちに待った常磐万作(ときわまんさく)が、開花を始めたと思ったら、一挙に満開です、
紅花・白花常磐マンサクが満開で、春告げ花が、ようやく揃ったなっと言う感じです。
花の形は、普通の黄色いマンサクと同じ、リボン状の4弁花で、花弁が紅・ピンク、白色です、
万作は、マンサク属の花で、開花時期は2月下旬~3月中旬、花の時期に葉がないのに対し、
この常磐万作は、トキワマンサク属の花で、開花時期は3月下旬~4月、
常磐とは周年常緑を指しています。
「下」 紅花常磐満作(べにばなときわまんさく)
紅、ピンク色の、10mm~20mmの、リボン状の細長い花ビラを、ひらひらさせながら咲かせます。
宗像ユリックスの傍の、畑の一角に植わっている木で、剪定して無さそうで伸び放題。
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「下」 白花常磐満作(しろばなときわまんさく)
常磐万作の白花種、色は、薄緑が掛かったクリーム色、他は上記紅花種と変わりません。
紅花より遅れて開花した白花種、
蕾の中でカールして巻き込まれていた花弁が、開花で一挙に解放されたものの、
カール感、及び、ふにゃふにゃ感が、この段階でも残っています。
万作(まんさく) 近くの、お醤油工場の倉庫前の、高さ1m位の幼木を撮らせていただきました。
例年GWの前後に姿を見掛ける、花筏(はないかだ)の花芽が芽吹き始めました、
花筏(はないかだ)は、ミズキ科の雌雄異株の落葉低木、
山地に生え、樹高は1m~2m程度余り大きな木ではありません。
特徴は、葉の中央部表面の、主脈の中央に淡緑色の四弁の花をつけます、
花の後は、径1cm前後の球形の黒い果実を付けます。
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こちらは、葉の中央部に、花が沢山着いている所から、雄花です。
雌花の場合、花は通常一つ、稀に1~2個 複数付ける場合もあります、
雌雄異株なので、実を付けるのは雌株のみで、実は黒く熟します。
下は別の場所の花筏の雌花、葉の中央部、主脈の中央に淡緑色の四弁の花が一個、この花は雌花です。
展開している花弁は3枚、花弁は後方へ強く反り返っています、花冠径は、実測 5mm~8mm。
春の山地に行くと、カタクリやイチゲ類と、一緒に見かける花に、延齢草(えんれいそう)があります、
低地から、山野の林内に生える、延齢草(えんれいそう)は、
3枚の大きな輪生葉を持つ、百合(ゆり)科、エンレイソウ属の多年草植物です、
3枚の大きな葉は、丸味を帯びた菱形をしており、茎に直接付き、
その付け根から、短い花柄が伸びて、3枚の赤紫色~緑色の萼片と、
6本の雄蕊、先が3裂した、1本の雌蕊を持つ、小花を横向きに咲かせます。
花後の果実は、緑色~黒紫色の球形の果実が実り、
その後、生育期間を経て秋に落葉し、休眠に入ります、
太い地下茎が、横に這う性質があり、休眠期は、その姿で過ごします、
根茎は、漢方薬の延齢草根と言う、生薬の材料となります。
Data | 特 徴 ・ Memo | ||||||||||||||||||||||||||
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- 生薬・民間薬 - |
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花に見えるのは3枚の外花被片、白色、緑色、褐色、暗い紫色など変化に富み、
白い花のシロバナエンレイソウや、オオバナノエンレイソウ、また紫色のムラサキエンレイソウが有ります。
金鳳花科の多年草、四月の頃になると、可憐な美しい花を咲かせる翁草(おきなぐさ)、
全体に白い産毛でおおわれて、4月から5月に掛け、釣鐘状の花を下向きに咲かせます、
花期が終わり、実が、さらに熟成すると、花柱が長く伸びて3~4cm位の白い糸状の長い冠毛をなびかせます、
これを老人の白髪に見立てられ、名前の由来となっています。
完熟すると全体が綿帽子のような姿になり、種子は初夏の風に乗って拡散します。
山野草のこの花は、自然環境の悪化により激減し、
環境庁発行の『絶滅植物危惧図鑑(レッドデータブック)』に絶滅危惧種として指定され、
絶滅が危惧されている、希少種の山野草です。
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翁草の果実。 この時点では綿毛の芯のみが伸びています。 |
果実が成熟すると、ふさふさの綿毛に成長、 これを老人の髪にたとえたと言われています。 |
参考 以前撮影の、翁草(おきなぐさ)、名前の由来の髭です。 |
庭木としても、お馴染みの花蘇芳(はなずおう)花が、花盛りです、
透明感のある赤紫色の花が、たいへん印象的、いかにも春らしい花木です、
四月の中旬から5月に掛け、赤紫色の花を、枝一杯に、こぼれんばかりに付ける、花蘇芳の花は、
豆(まめ)科、ハナズオウ属、落葉低木、中国原産、
花の色が、蘇芳(すおう)染めの、赤紫色に似ている所から、付けられた名前ですが、
その染料の元となる、蘇芳の木は黄色の花をつけますが、
わが国には生育していないらしく、花蘇芳とは別の木です。
Data | 特 徴 ・ Memo | ||||||||||||||||||||||||||
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花は多花性で、葉を展開する前に、葉の付け根に、紅紫色の蝶形の花を、枝や幹に沢山咲かせます。
花柄が極端に短いので、枝に直接咲いている様に見えます。
木だけ見てては、とてもマメ科の花だとは思えませんが、花を見れば確かに豆科の花です。
花の、下部の竜骨弁(りゅうこつべん)の中に、雄しべと、雌しべが収まり、
旗弁(きべん)には、やや濃い色で蜜標が見られ、花蜂などを誘っています、
竜骨弁に花蜂が止まると、竜骨弁が下がり、中の雄しべが浮き上がり、花粉をつける仕組みの構造です。
園芸品種に白花の白花花蘇芳があり、仲間に、西洋花蘇芳、アメリカ花蘇芳などがあります。
登山口の民家の庭で、花海棠(はなかいどう)が開花していました、
お断りして撮らせてもらおうと尋ねるも、不在の模様、
どうしようか迷っていると、都合良く、軽自動車が帰着、駆け寄って了解を戴き、撮らせていただきました。
中国原産の、美しい花木で、花形は、一重、八重、枝垂れ咲きがあり、
和風庭園に、よく似合う、華やかな花木です。
中国では、牡丹(ぼたん)の花と共に、最も愛好されている花だそうで、人気の程が分かります。
淡い紅色の花が、樹幹一杯に付き、じつに春らしい雰囲気を醸し出してくれます。
花は長い花柄で下垂して咲き、この長い花柄が特徴で、
花は、紅に近い、透明感があるピンク色です。
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花は長い花柄で下垂して咲きます、サクランボ並に長い花柄です。
別の場所の花海棠(はなかいどう)の花、下一枚撮影デジ一、
淡い淡紅色の花は、艶やかさと、ソフトイメージの雰囲気が特徴です。
日本固有種で山野に普通に生える、鶯神楽(うぐいすかぐら)、
3m近くに迄成長し、細い枝を分岐させ、節々から花柄を出し、
複数の長いロート管を伸ばしピンク色の五弁の花を咲かせます。
長い花期を持ち、6月頃には甘く食べられる赤い実が熟します。
素敵な、鶯神楽(うぐいすかぐら)の名前の由来は、
ウグイスの鳴く頃に、花を咲かす事からとか、
ウグイスが、この花や実を啄む姿を、「神楽」を踊っているように見立てたとか、
ウグイスの、隠れる薮の中に自生する事から、ウグイス隠れが変化したと言われたり、
ウグイスなどの小鳥が、この木の実を好んで食べる事に由来したとか、
諸説、色々有るようです。
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花は長い花冠筒を持つ、高坏形花冠で、花冠は平開します、
花冠径 1cm足らず、星形の5弁の花は、
雄しべ5本、雌しべ 1本、柱頭 2裂、雌しべを花冠面より先に、長く伸ばしています、
葉柄から、長い花柄を伸ばし、淡紅色の花を下向きに咲かせます。
鶯神楽は、スイカズラ科の落葉低木です、
葉腋から伸ばした花柄の先に、漏斗形の可愛い淡紅色の花を、複数咲かせます。
初夏に赤く熟す実は、ほんのりと甘くて美味しいらしい、
小鳥達が、この実が好物らしく、小鳥に先んじて採るのは、可成り難しいようです。
登山道の柵下、柵を乗り越え崖下に下りれば、足の踏み場もないくらい春の雑草が繁茂しています。
雑草の中に入るのも、楽しく、従来無頓着に歩き回っていた自分ですが、
登山口に大きな看板、および、駐車場トイレに、注意勧告のポスターが、新しく貼ってあり、
注意内容は!、TVラジオで耳にしていた、
「セアカゴケグモ発見の注意標識」、でした、
また、TV報道で、雑草の中で、マダニに噛まれるNews等の、事件を目にしていましたが、
まさか、自分の周辺に近づいている事とは考えず、正に他人事と、気に留めていませんでした、
しかし、市役所の注意勧告だけに、自分の生活圏近くの事と気づき、少々戸惑い、不気味さを持ちます、
好きなこととは言え、安易に雑草の中に入るのも、どうしたものか、
雑草から出てからは、ズボンの裾を、必要以上に叩いたり、
相手のことを知らないとは言え、不気味さは拭い切れません、
小心者の、気の使い過ぎの感も有り、少々複雑です。
下は、登山道の柵下に繁茂する、薩摩稲森(さつまいなもり)の花、薄暗い林下の白い花は、目立ちます。
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登山道脇の斜面に点在しており、花は漏斗型、白い花を茎頂に集散花序に咲かせています。
此方は竹林の林縁、タケノコがニョキリ!、
イノシシの多い地帯だけに、何れイノシシの餌になるか、人間に掘られるか、竹に育つか???。
下 長花柱花、雌しべが、雄しべより長く花冠面近くまで伸び、成熟すると3裂した柱頭はハート形に見え、
ピンク色になり花冠面まで伸びます、花弁には短毛がびっしり。
下は、上と同じ長花柱花、雌しべが未成熟状態の花で、成熟してくると、柱頭がピンク色に色付きます。
下 短花柱花、
雄しべが長く、雌しべが短い短花柱花で、花冠筒内の5本の雄しべが見えます、但し花冠面迄は伸びてきません。
花冠は、漏斗形で花冠端は5裂、花冠 凡そ10mm、花冠筒 20mm~25mm。
下3枚、当地 庄助ふるさと村園内、花ハウス前の、お花畑。
山地の湿地や、沢地帯の落葉樹林下に生え、本州~九州、朝鮮半島に分布している立金花(りゅうきんか)、
金鳳花(きんぽうげ)科、リュウキンカ属の多年草、茎は直立し、花茎の高さはmax50cm、
薄暗い林下での、鮮やかな黄金色の花が、印象的です。
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