ショップ”にんじん”店舗前に、アーチ形の蔓棚があります、
アーチの左半分には三葉木通(みつばあけび)が、右半分には郁子(むべ)が蔓を伸ばしています、
山腹や、市街地の垣根としても見られる、郁子(むべ)の花が、開花し始めました、
暖地の山地に生える、常緑つる性植物として知られていますが、常緑を好まれ、垣根としても使われています。
アケビに似た郁子(むべ)は、果実がアケビのように裂開せず、常緑性である点が大きく異なります。
GWの前後頃に、外側が白色、内側が紫色、花の花弁に見える6枚の萼片、広口釣鐘形の花を付けます、
雄花と、雌花を別々に付ける雌雄同株の、総状花序を付けます。
暗紫色に熟した果肉は、甘く食べられますが、アケビみたいに、果実は熟しても裂開はしません。
Data | 特 徴 ・ Memo | ||||||||||||||||||||||||||
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花は雄花、雌花共に、花被片の、外側の3枚は幅が広く、
内側の3枚は幅が狭い、副花冠的な花被片(かひへん)を思わせる構造です。
下の花は、雄花で6本の雄しべが房状に着き、雌しべはありません。
下の花は雌花、通常は雌しべ3本、希に4本の花も有ります。
したは、登山道脇の石垣から蔓をおろしている郁子(むべ)の花。
下は登山道途中の、350m地点の展望台から見下ろしています、
眼下に見える樹木に絡んで繁茂している郁子(むべ)の花(多分?)が見えます、、
写真は、公団日の里団地の一角、上部少し先が玄界灘です。
上記郁子(むべ)とは、反対側に蔓を伸ばしている三葉木通(みつばあけび)。
中央部の大きな花が雌花、右端に沢山ある小さな固まりみたいなのが雄花です。
左側の、白く大きな花が郁子(むべ)、右の目立たない花が三葉木通(みつばあけび)。
アケビは連休明けの頃に開花し、果実は10月中旬になります、
有り難うございました。