当地里山域、谷川の砂礫地帯に釣舟草 (つりふねそう)、溝蕎麦(みぞそば)の花が繁茂しています、
数年前のゲリラ豪雨で谷川の砂礫地帯が、川底から洗い流され、回復を心待ちしていましたが、
ようやく回復の兆しが現れました。
直ぐ上の堰辺りから、この辺りまでが釣舟草 (つりふねそう)が生息しており、
その下流には溝蕎麦(みぞそば)が繁茂しており、折角の回復を目にするに付け、
あの時のような、ゲリラ豪雨は、もう御免蒙むりたい思いを、強く持ちます。
Data | 特 徴 ・ Memo | ||||||||||||||||||||||||||
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山地の水辺や湿地に群がって生え、葉は広披針形で互生、縁には細かい鋸歯があり、
9月ごろ、葉腋から長い花柄をだし、船を釣り下げたような赤紫色の花を咲かせます、
この赤紫色の種類を、白、黄色の種類と区別するために、別名 紫釣船草とも呼ぶ場合もあります。
山中の水湿地帯に自生する、釣舟草 (つりふねそう)は、左右対称の花で、
花の後方の筒状の先に、この花の特徴の渦巻き状に突き出している距(きよ)を持ちます、
なかなか面白い花姿です、
一方、種の拡散法もユニークで、花後の紡錘形の朔果が成長し熟すにつれ、果皮下部が5片に裂け、
少しでも触れたり、ショックを与えると、種子を勢い良く、弾き飛ばす構造を持っており、
生息地を広げる増殖の特技は、同じ仲間の鳳仙花と同じです。