苦参(くらら)
山地に入り、林道の切れ目の草地には、豆科の植物が競いながら繁茂しているのが、目に入ります、
この場所の、草地の中で、一際背丈が大きな植物は、苦参(くらら)です、
陽当たりの良い山地の草地、河原などに見られ、
1.5mの草丈を直立に伸ばし、花の時期は、茎先に総状花序を付け、大きくしなりますので目立ちます、
豆科、クララ属の多年草で、本州~九州に掛けて分布します。
草丈は大きく、茎は円柱形で毛が生えて、Max 1.5m位、
茎先に、長さ10cm~20cm位の総状花序、淡い黄緑色の、長さ15~20mm位の蝶形花を多数付けます、
葉は奇数羽状複葉、互生、小葉の数は15~35枚位、小葉は狭卵形~長楕円形、鋸歯は持ちません、
開花時期は5月~7月。
梅雨の中休みの快晴の休日、のんびりトレッキングです。
深山黄華鬘(みやまきけまん)
山地の草原地帯は、、山野草で一杯、
この一帯には、深山黄華鬘(みやまきけまん)が、群生しています、
山野(深山)に生える黄華鬘の仲間で、花は可愛いくても、ケマンの仲間は有毒植物なので要注意です、
草丈Max50cm、茎の上部に黄色い花を総状花序に付けます、
華鬘(ケマン)と言うのは、仏殿に飾られる造花状の花の飾りのことで、この飾りに花の形が似ている所から、
山野(深山)に咲く黄色のケマンと言うのが、和名の由来の様です、
芥子(けし)科、キケマン属の越年草、花期は4~6月、
花言葉 祈りある生活。
草丈は50cm前後、根元から良く分枝し、葉は、3出複葉で羽状に2~3裂けます、
茎上に、長さ4~10cmの総状に花序を付け、
花は、長さ20mm前後、筒状の花弁端が唇状に裂けた、やや長い黄緑色の花を穂状に多数付けます。
キケマンは、種子が2列に並びますが、1列の並びの様子から深山黄華鬘(みやまきけまん)と見られます。